今回の仕事の最後の仕上げ。ウィーンの空撮。
待つこと10日以上。帰国を2度にわたり計一週間も延ばしての挑戦だ。


予報は快晴だったのだが、朝から凄い霧。
この時期特有のものだそう。でも予報は晴れなので、20キロほど離れた飛行場へ
着くのを1時に設定。
で、12時半に電話すると、「霧が深いので今日は不可能間違いなし。来ても無駄」
といわれる。

しかし、最後までベストを尽くすのが信条。とりあえず飛行場へ行き、待機。

すると2時頃パソコンのwebcamに写るウィーンの市内が晴れてきた。
みんなびっくり。しかし飛行場の周辺は良くない。

さらに待機。そしてついに飛行場周辺も霧が晴れる。
有視界が3キロ以上あれば、離陸許可がでる。



kusatsu.jpg

ツインエンジンのヘリ。規制により、ツインエンジンのヘリだけが市内上空を飛ぶことができる。


ついに奇跡が起こったようだ。

さあ、出発ということで、準備を始める。
ところが、ここで予期せぬ事態が起きた。

ウィーンの市内上空を飛ぶのには管制塔の許可がいるのだが、なんと「NO」
の答え。 南東の風のため、滑走路111を使っているというのだ。
111を使っている旅客機はウィーンの1区上空を飛ぶ。そうなると危険なので
許可がおりないのだ。
食い下がるパイロット、しかしなんといっても聞いてくれない管制塔。

しょうがないので、ここでいったん、待つことに。
パイロットは「こういうことはふだんあり得ない」とつぶやく。
南東の風でも116を使ってくれればヘリが飛べる。
しかし管制官に指図するわけにはいかない。

kusatsu2.jpg

これはおとといルーティーンフライトに便乗して、天候をチェックしたときのもの。
眼下にウィーンの街が広がる



そして3時半すぎにもう一度トライ。しかし、今度は111と116の両方を使い始めた
ことを知る。そう、かなり渋滞してきたのだ。

もうこうなるとヘリが飛ぶチャンスはない。日もずいぶん落ちてきた。
4時から6時までは空のラッシュアワーなのだ。

がっくし肩を落としたが、これでは断念するしかない。

帰国日を2度も延ばしたが、とうとう実を結ばなかった。

でも、ベストは尽くした、そう思うと、何か清々しい気持ちにもなってきた。
パイロットたちと再会を誓って空港を後にする。
天候次第の空撮、その度に滅入っていては体も気持ちも持たない。
それに雑誌用にはすでに他所で十分過ぎる写真を撮っている。

気持ちはもう次のプロジェクトだ。
そして、その前にゴジたちも待っている。




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さあ、次はどこを飛んでやろうかな(笑)


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