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2010.10.20 野生の感覚
今年、ひさしぶりにインドネシアのある島を訪ねた。
かつて、7年間にわたり、毎年通い続けた島だ。

通っている間は、3ヶ月間の漁期の間、毎日海へでていた。

lamaleratogi.jpg

漁といっても手製の帆船で、エンジンもなければ網もない。
泳いでいる獲物を銛で突く、銛打ち漁だ。
待っているときはただひたすら船は海の上でただよう。
凪のときなど、静粛が辺りを支配する。

そんなとき獲物は見えないかと、息を殺し、目を凝らしながら5感を研ぎ澄ます。
漁師は誰も無口で、自然と対峙しながら皆、獲物を待つ。

通い初めて3年目くらいだろうか、自分の自然に対する皮膚感覚が微妙に進化していくのを意識した。
風も太陽も、微かな物音も、そして海面のわずかな変化にも、体が自然に反応し、感じ取れるようになった。
「これが自然とともに生きるというこなのか」と心を動かされた記憶がある。

今年、久しぶりに島を訪れ、船に乗ると、そのときの記憶が蘇ってきた。
5感はすぐ戻らないが、記憶は鮮明に戻ってきた。

あの体の内側から浮かび上がってきた感覚とは、一体なんだろうと、あらためて思うと、
それは、野生の感覚だったと気がついた。都会に住む人間も、時間をかけて、百バーセントの
自然と向き合えば、野生の五感が蘇る。

そんなことを思い出しながら、わが家の犬たちを見ていると、ちょっと可哀想になってきた。
お前たちにもオレよりずっと強い野生の五感があるはずだ。
こんな風にソファでヘソテンで寝ていては、それも宝の持ち腐れだ。

なんとかこいつらの野生の感覚を取り戻すことはできないものか。
アジもディスクも実は自然の疑似体験。

やはり本物のフィールドへ連れ出して、経験させるしかないのかもしれない。

旅をするのもいいのかもしれない。
野山で獲物を追うのもジュウにはいいのかもしれない。

そう、こいつらとそんな旅をしたいな。
犬も人も、野生の五感を取り戻すような旅を。









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