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今日は犬話(いぬばな)ではありません。

仕事柄、戦場や悲惨な土地へ行くことも多い。
その中でもこの写真のスーダンは酷かった。

飢餓が蔓延し、土地を追われた人々が枯れた大地を彷徨っていた。
私が訪れた98年には80万人に及ぶ人々が餓死していた。

飢餓の最終段階というのは、人々が種を食べ始める。種を食べてしまえば農家の未来は閉ざされる。
そして家長である男が先に食事をする習慣があるアフリカでは、女、子どもが先に弱って死ぬ。

sudan.jpg

写真は母親によりそう子ども。カロリー不足で腹部が膨張する疾患を起こしている。
スーダン南部の反政府勢力の拠点で撮影した。



私が何よりもつらかったのは、飢餓の惨状もさることながら、希望を失った人々の瞳をみることだった。
人間にとって、希望がないことが一番つらい。
全ての家族を失い、生き残った男の瞳には、本能で生にしがみついていながらも、明日生きる意味が見つけられない悲しみが宿っていた。




住む家があり、家族と一緒に暮らせ、傍らには可愛い犬がいる。
ただそれだけでどれだけ私たちが恵まれていることか。






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