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2011.01.20 ねね
わたしの誕生日に母からお祝いの手紙が届いた。
その中に一枚の写真が入っていた。

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あまりに突然だったので、一瞬名前が思い出せなかった。そしてすぐ「ねね」という言葉が記憶の底から蘇ってきた。ねねがどういう経緯で少年時代のわが家に来たかははっきり思い出せない。祖母の家でマロという名前のマルチーズを飼っていたので、ひょっとしたらその子どもだったのかもしれない。
 犬は外で飼うもの、と思いこんでいた当時、ねねは初めて飼う「座敷犬」だった。
犬と一緒に寝たり、ごはんを食べたり。そんなことができるとは夢にも思わなかった。

家の中では、よくなつき、可愛いねねだったが、散歩へ行くとちょっと違った。公園で放しても呼び戻しができないのである。いや呼び戻しができないどころではない、追っても追っても、どこまでも逃げていくのだ。

これには参った。以前飼っていたチャコはそんなことがなかったので、ちょっと憎らしくなったほどだ。外飼いではなかったので、たまに外へ出ると舞い上がってしまったのだろうか? そういうこともあり、あまり外へ連れ出さなくなった。

そんなねねだが、自分でも驚くことに、別れの記憶が定かではない。その後、誰かにもらわれていったような気もするが思い出せない。自分は若くして家を出たので、その頃、ねねはまだ実家にいたのかもしれない。

幼かった時に一緒だったチャコの記憶は鮮明なのに、ねねの思い出はとても希薄なのだ。

たぶんチャコの面影をいつまでも追ってばかりいたから、ねねをチャコと比べ、失望したせいかもしれない。今だったら、犬のしつけももっとできるだろうし、ねねとも、外でもっと遊んであげられたのに、と、ちょっと後悔の入り交じった気持ちでこの写真をいつまでも眺めてしまった。


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